「銀水荘の“こころ”」に学ぶ
2018.08.27
すでに晩夏 草ぬきんでて 昏れる山 (桂 信子)
「Off Course(オフコース)」の初期のヒット曲に『僕の贈りもの』があります。作詞の小田和正が「夏と冬の間に 秋をおきました だから秋は少しだけ 中途半端なのです」と綴っています。
「処暑」も過ぎ、あっという間に爽やかな秋という感じです、と言いたいところですが、台風やフェーン現象の影響で連日酷暑です。しかし、お盆が過ぎると日が沈むのも早く、午後6時過ぎには空が黄昏れてきます。夕方には、少しだけですが涼しさが感じられます。田圃の稲も収穫を前に稲穂が黄金色に熟し始めています。もうすぐ稲刈りが始まります。もう秋! 秋! 秋! です。中途半端な、秋です。
さて、8月の初旬の炎暑の中、本社クラブの研修旅行で伊豆半島に行ってきました。前日の豪雨の影響もありましたが、総勢22名の旅行隊は、幹事の皆さんのお陰で予定通りの時間とコースで伊豆を満喫してきました。どこに行っても魚料理のおいしいことに全員感激のようすでした。写真は、沼津港での昼食ですが、あまりの豪華さに手が震えています。
宿泊した稲取温泉「銀水荘」は、「プロが選ぶ 日本のホテル・旅館100選」で総合ランキング第4位(料理部門とおもてなし部門では2位)に輝いた一流旅館でした。料理はもちろん、風呂も部屋からながめる景色、そして、おもてなしの素晴らしさを感じてきました。
この銀水荘に、「銀水荘の“こころ”」というメッセージがあります。
「おもてなしは・・・
接し方も、受け方も、
お客様により、
またそのときどきにより、
千差万別。
銀水荘でお客様に接する者には、常に『判断』と
『想う心』が、求められております。
その場の雰囲気、常にお客様の心を考え、想い、
行動する心。
ご来遊のお客様からいただく声を真摯に受け止め、
常に改善に結びつけ、未来につなげる姿勢。
一人と一人としてお話を伺い、一人ひとりのお客様に 向けて
想いを伝える。
『当たり前のことを当たり前に』
『当たり前のことをそれ以上に』
銀水荘、おもてなしの心。」
すばらしい。見事です。このような経営の考え方、姿勢があるから、常にトップクラスのランキングなのでしょう。わたしたち山形教育用品も学ぶことが多いと感じました。
「『判断』と『想う心』」「当たり前のことを当たり前に 当たり前のことをそれ以上に」
反省させられます。大切にしたい言葉ですね。(2018.8.27)