社長ブログ

知らなかった…簡単に見られるISS

2020.05.19

字数の関係でタイトルに「ISS」と使ってしまいましたが、本当は「国際宇宙ステーション」と書きたかったのです。「ISS」は「国際宇宙ステーション」=「International Space Station」の略語です。
5月17日の夜7時50分頃。スーパーに買い物に行って、自宅から少し離れた私の駐車場に車を駐めて歩き始めたときです。突然の「こんばんわ」の声。「チコちゃん」に怒られそうな感じで、無防備にぼーっと歩いていたので、不意を突かれた形になり、なかり驚いてしまいました。声の主は、駐車場向かいのSさんの敷地の暗闇にいます。少し目が慣れてくると人影がわかるようになり、電灯が消された玄関先にSさん家族が座っているのが確認できました。
「こんばんわ」と私も挨拶を返しましたが、夜に、意図的に電灯を消して真っ暗にして、家族全員が玄関の階段に座っているという状況に興味をもたないほうが不思議です。当然、「何をなさっているのですか?」と尋ねてみました。すると「国際宇宙ステーションが今から通過するので見ているんです」という、これまた意表を突く答えが返ってきました。
「南西の方角から見えてくるらしいです」という言葉に続いて「あれかな?」というSさんの指さす方向を見上げてみると、金星のように明るく輝く丸い物体が、結構な速さで、天空の中心部分に向かって移動するのが見えました。予想外の大きさ、速さ、はっきり見える等々で、私のテンションも上がり、全速力で自宅に戻りました。家族にふれ回り、あわてて双眼鏡を持って再び外に飛び出しました。
時間にして約3分。南西の空から、天空の中心部を通過し、北東の空に消えて行きました。天空付近を通過するときが一番大きく輝いていました。双眼鏡で見ても、星のような点にしか見えませんでしたが、初めて見た国際宇宙ステーションは、想像以上にはっきりと見え、大変満足な天体観測?になりました。
探究型学習開始。国際宇宙ステーションについていろいろ調べて見ました。
地上約400km上空を、時速27,700kmで移動します(ISSは秒速7.7km。ライフル銃の弾の初速度が秒速2.5~3km。弾より倍以上速い!)。地球を約90分で1周するので、1日で約16周します。このように、国際宇宙ステーションは常に地球を回っているので、2週間から1ヶ月おきぐらいに、数日から1週間ぐらい日本で見ることができます。今回見逃した方はあと見られないと言うことではなくて(数年に1回しか見られない彗星などと違う)、これからも定期的に見られると言うことです。
インターネットで「国際宇宙ステーション 見える」で検索すると、次に見られる日時や方角が紹介されています。興味のある方はぜひ、次の星空の時に見てはいかがでしょうか。(2020.5.18)

« 社長ブログ 一覧 »