社長ブログ

15年目の愛車

2021.09.02

「あと半年!」
9月に入ってしまい、あと半年内に決断しなければならないことがあります。
今乗っている車、15年目の「デリカD5」のことです。外見は、ヘッドライトのアクリル? カバーが黄ばんでいて古さを感じさせますが、それ以外は問題ありません。運転していても、何の支障もなく、すこぶる調子がいいので、壊れるまで乗りたい気持ちはあります。
しかし、昨年の12月に、初めて自分でタイヤ交換をしてびっくり! さすがに、下回りはかなりさびていて、ジャッキをあてている部分が崩れ落ちるのではないかと思ったくらいです。やはり、「この車もここまでか!」と改めて考えるきっかけとなりました。
18ヵ月点検が今月中旬。次の車検まで、ラスト半年。どうするか迷います。
また、自動車税も13年を超えると15%増税になることを、昨年初めて知りました。結構な金額になります。「長く大事に使う」ということに関しては、「車は対象外」と言われているようです。
DSC_1187copy.JPGさて、自分の車を持つようになって、このD5は4台目です。3台目から「デリカ」に乗り始めました。平成6年に「デリカスペースギア」を発売と同時に購入し13年間乗りました。子どもが小さかった頃だったので、いろいろなところに出かけました。私の趣味の県内の僻地学校・分校巡りをはじめ、東北六県はもとより、関東方面も。一番遠いところは岐阜県の、今は車両通行が制限されている「乗鞍スカイライン」。雲海を抜けた先に突然現れた標高3000mの山頂。草木が全くない赤茶色の山頂付近に宇宙観測所がある、まるで火星のような絶景は忘れられません。
この「スペースギア」も少しずつガタが出始め、ディーラーの「部品がそろそろなくなります」に不安を抱きながらも、上の子が小中高の間、下の子が1歳から中学までの間、家族で出かけた思い出のたくさん詰まった「スペースギア」を手放すのにはためらいがありました。踏ん切りをつけたのは平成19年。今の「D5」が発売になるという情報が入った時でした。
「D5」に乗り換えてからは、子どもも高校や大学の年代になったので、一緒に遠出する機会は減りました。そのため、東北六県と新潟県しか走っていませんが、「スペースギア」同様、様々なところに出かけました。
一番印象に残っているのは、平成22年の2月に、下の子の東北大会の応援に八戸に行った時です。大荒れの天候(猛吹雪)の中、朝5時に出発し、途中、東北自動車道での3カ所の交通事故の横を通過し、会場の体育館に着いたのは昼の12時過ぎでした。
後で知ったのですが、山形道も東北自動車道も、私が通過した直後、積雪と猛吹雪のため、次々と通行止めになったようで、八戸にたどり着けただけでもラッキーだった様です。
体育館に到着し、車のタイヤ付近を見ると、積雪と猛吹雪、超低温のため、フェンダー(別名タイヤハウス)に雪がびっしり詰まり、タイヤとくっついていました。雪はきブラシでつついてもびくともしません。「よくこんな状態で走ってこれたなあ」と少し怖くなったことを思い出します。
この「D5」も15年も乗っていると、様々な思い出がたくさん詰まってしまい、手放す時期が来たと分かっていても、なかなか決断できないでいます。長く使うことで生まれる課題です。
※写真は自宅の一軒隣の「飛び地(駐車場と畑)」に咲く朝顔とD5(9月2日撮影)

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