社長ブログ

親切のぐるぐる回し

2022.12.01

《「親切のぐるぐる回し」を初めて知ったのは…》
今から40年程前、教員になって2年目だったと思います。当時勤務していた山形市立金井中学校と県立山形養護学校の交流学習が、文部省の研究指定を受けたことで始まり、翌年、公開研究会を行いました。同じく研究指定を受けていた鶴岡市立栄小学校と県立鶴岡養護学校の公開研究会が、本校の公開研究会に先だって実施されたので、勉強しに行ってきました。その時、栄小学校の廊下に「親切のぐるぐる回し」という話が大判用紙に手書きされて掲示してありました。
簡単に話の内容を説明すると、バス賃が足りなくて困っている小学生に見ず知らずのおじさんがお金を貸してくれました。小学生が、どのようにしてお金を返したらいいか尋ねたところ「いつか、あなたが、同じように困っている人に出会ったら、その人を助けてあげてください」 と答えが返ってきたという話です。
理由はわかりませんが、なぜか、この「親切のぐるぐる回し」が、この年齢になっても鮮明に頭の中にインプットされています。

《親切な人がいて助かった…》
2週間ほど前、イオンモール天童で買い物をして帰宅すると、財布に入れておいたはずのガソリンスタンドの有料会員カードがないことに気づきました。
「いつ無くしたんだろう?」数週間カードを使っていなかったので、いつから無いのかもはっきりしません。車の中、服のポケット、バッグの中、心当たりにところは探してみましたがありません。
うっすらとした記憶ですが、イオンモール天童のレジでお金を払おうとしたとき、なんとなくですがカードが財布の中にあったような気がします。
ダメ元で、翌日、帰宅途中、イオンモール天童のサービスカウンターに立ち寄ってカードが届いていないかどうか尋ねてみました。ラッキー! なんと届いているではありませんか。
親切な人がいて助かった…。この瞬間、しばらく忘れていた「親切のぐるぐる回し」が、急に思い出されたのでした。

《その2週間前スマホを拾いました》
というのも…。
その2週間前ですが、同じイオンモール天童で、買い物カートを引っ張り出して歩き始めたら、カートの中にケースのふた? が開いた状態のスマホがあることに気づきました。ケースは赤色なのですが、スマホとケースの内側は黒色だったので、保護色のようにわかりにくい感じです。スマホには一切触れず、発見したときの現場保存のまま、速攻でサービスカウンターに届けました。

《親切がぐるぐる回ったのかな?》
「親切のぐるぐる回し」は、親切にされたことを、次の誰かにつないでいくのが本流だと思いますが、私のように前払い的なパターンもあるのかなぁと、少々複雑な気持ちです。

写真 目指せ兼六園! 毎年、自己流で奮闘している自宅庭の雪つり 11月26日15時撮影

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