社長ブログ

オムニバス6

2024.01.16

ネタが単発なのでオムニバス形式でかいてみました。大変恐縮なのですが、両方ともサッカーの話題になってしまいました。

《カイザー・ベッケンバウアー》
1月7日、サッカー界の偉大な選手である『フランツ・ベッケンバウアー』 が死去しました。78歳でした。ベッケンバウアーは、「カイザー(皇帝)」と称され、サッカーの王様『ペレ』と同時代に活躍した、私にとっては憧れの選手でした。私が中学校時代に「サッカーマガジン」で、ベッケンバウアーの存在を知って以来、写真と記事だけしかなかった時代なのですが、すごい選手なんだと勝手に想像して憧れていました(大谷翔平に注意されそう?)。
初めて動く(動画の)ベッケンバウアーをテレビで見たのは、中学校3年の時で、当時「高嶺の花」だったスポーツメーカーのアディダスのCMでした。ボールリフティングとジジ(往年のサッカー選手)のフェイント(※身体の後ろで、かかとにボールをのせ、頭を越すように前方へボールを飛ばす技)をするだけのCMなのですが、初めて見る、動くベッケンバウアーに興奮したものです。
また、初めてテレビでベッケンバウアーの試合を見たのは、高校1年生の時の、西ドイツワールドカップ(まだ東西冷戦中)の決勝戦で、西ドイツVSオランダとの試合でした。
ベッケンバウアーは、当時、リベロというポジションで(バレーボールのリベロではありません)、イタリア語で「自由」という意味の、今ではあり得ないポジションでした。試合のほとんどはディフェンスの最終ラインの真ん中にいるのですが、マークする相手を持たず、好きなときに攻撃にも参加するという意味不明なポジションでした。しかし、リベロのベッケンバウアーのプレーは優雅(エレガントという形容がぴったり当てはまる)で、特に、右足のアウトサイドから放たれるロングキックはかっこよく、私は、よくまねて練習したものでした。
現役を引退しても、40歳頃から、ドイツ代表の監督として活躍し、ワールドカップで優勝しています。選手としても、監督としても、ワールドカップで優勝を経験した人はベッケンバウアー以外にいません。ただ、監督時代に、ドイツ選手がシュートを外した瞬間、ベンチにいたスーツ姿のベッケンバウアーが怒りを爆発させ、隣に置いてあったバケツを蹴飛ばすなど、エレガントとはほど遠い、短気なオヤジであることがわかって、人間味を感じました。心からご冥福をお祈りいたします。

《高校生っていいな》
今年の全国高校サッカー選手権大会のことです。1月2日に行われた3回戦、金沢県代表の星稜高校は、市立船橋高校に1対4で敗れました。その試合には、石川県から学校の応援団約300人が駆けつけて応援する予定でしたが、1月1日に起きた能登半島地震の影響で来ることができなくなりました。このことをSNSで聞きつけた、2回戦で敗退した日大藤沢(神奈川)のサッカー部員らが駆けつけ、黄色いゴミ袋を加工してチームカラーのユニフォーム代わりに着用し、即席の星稜応援団になってスタンドから熱い声援を送りました。対戦相手の市立船橋高校も、応援用のメガホンを即席星稜応援団に貸し出すなど、サッカーファミリー全員で試合を盛り上げました。

写真 雪のない冬(1月14日撮影・立谷川) しかし、翌日から吹雪と積雪になりました

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