新しい皮袋には、新しい酒を
2007.12.04
新しい皮袋には新しい酒を、ということでしょうか。一新された当社のホームページに、社長の日記というか、ブログを載せたいと、HP担当者の声。前から、もっと親しみやすい、動きのある、楽しいホームページにと注文をつけていた身として、いやとは言えず、そんなものは毎日でも書くと、大見得を切ってしまったのです。後の祭り。
11月17日(土)、第40回YBC読書感想・体験「本の森たんけん」の表彰式が、山形市中央公民館大会議室で行われました。当社も主催者であり、YBCの前川局長さんのあいさつに続いて、私が表彰状を手渡しました。特選、入選に輝いたお子さんは、晴れやかな中に、緊張した面もちで賞状を手にしていました。付き添いの保護者の方々や先生方も、誇らしげに写真を撮ったり、ビデオを回したりしていました。
10月25日、この4月に行われた全国学力調査の結果が発表されました。予想どおり、山形県の子どもたちの学力が高いことが明らかになりました。山形の子どもたちの学力は、なぜ高いのでしょう。それは、子どもたちが本を読み、自分の考えをしっかり持つ機会がたくさんあるからです。学校では、先生方自身が本を読み、本を読むことの大切さを指導し、読解力を育んでいるからです。そして、家庭や地域では、子どもたちの読書推進に意欲的な大人がたくさんいて、子どもたちが本に親しむ機会をつくっているからです。
審査委員を代表して、日本国語教育学会山形支部会長の鈴木栄三先生の講評がありました。その中で、このコンクールに参加した子どもたちは、とても大切な体験をすることができた、それは、前年度に出版された本の中から選りすぐった指定図書を読んだこと、その本を読んで、一人一人がじっくり考えたこと、その考えを、自分のことばで表現したことだと、お話してくださいました。そして、そのための機会を提供しているこのコンクールの役割と40回を数える歴史の重みをほめていただきました。
ほめていただくとうれしいもので、「よ~し、YBC読書感想・体験『本の森たんけん』、もっともっといいものにするぞ! 春の『学校図書展示会』や『子どもの読書活動推進セミナー』でも、山形の子どもたちがたくさん本を読むことができるようにするお手伝い、がんばるぞ!」と、拳を握ったのでありました。