大正琴は総合学習
2008.01.17
庄内地区大正琴新春お弾き初めのため、酒田に行って来ました。山形発7時の高速バスで行きました。順調に眠って、月山第二トンネルを過ぎた当たりで目を覚ましたら、なんと、猛吹雪。一寸先も見えない。一瞬、月山道の悪夢が頭をよぎりましたが、見事な腕前の運転手さんで、なんの心配もいりませんでした。
バスは、鶴岡で高速道路をおりるのですが、町中は除雪の真っ最中で大混乱。バスはなかなか進みません。今年はじめての大雪の日に、庄内を訪れたのでありました。1時間遅れて会場に到着。会場には、何事もなかったように、大正琴の調べが流れていました。
大正琴の新春お弾き初めは、県内、19の会場に分かれて行われます。どの会場にも行きたいのですがそうも行かず、今年は4つの会場で勘弁してもらっています。そのうちの1つ、庄内会場では、富樫春夫先生が教えてくださって、お弾き初めの真っ最中でした。今年のお弾き初めの練習曲、『おぼろ月夜』『牧場の朝』の2曲、あっという間にアンサンブルができました。さすが、庄内地区のみなさん!
「大正琴は総合学習です。弾き方を理解するにも、歌の歌詞を理解して演奏するにも、国語の力が必要です。数字譜はまさに算数、数学。音程や音の長さを正しくとらえるのは算数。曲の背景や時代を知らないとよい演奏はできません。それは社会科です。音の強弱や振幅、弦の押さえ方など、理科の知識も必要です。リズム感は体育です。大正琴を弾いていると、そういういろんな勉強ができて、頭が訓練されてかしこくなるのです。情操教育という側面もあります。ほんとうにいいですね。」と、富樫先生。
会員のみなさんも、うんうんと頷きながら聞いていましたが、ほんとうにそうなのです。大正琴は、頭を活性化させる、とってもよいものなのです。大正琴を楽しむ庄内の会員のみなさまは、その後の懇親会で、活性化された姿、若々しい姿を十分に発揮して、総合活動を楽しんでおりました。
「会長!庄内さ来たら、歌うだて、踊りおどらねばならねもんだ!」という声で、私も、『きよしのズンドコ節』を踊らせていただきました。たのしかったなあ。