社長ブログ

変換ミス

2008.04.25

山形の春は百花繚乱。遅い春を待ちわびて、桜前線が北上し、桜が咲いたと思ったとたん、ほかの花も、一斉に咲き始めます。
遠くに雪をいただく山々、その前の山々は木々の若芽がいくようにもみどりをつくり、そのあいまに、こぶしが目にもあざやかな白を、山桜がうす桃色を置いています。道の土手には、スミレがいくつかの紫を、イチリンソウは濃い紫から純白まで、パッチワークのように色を置いていきます。美しい季節です。
20日は穀雨でした。次は早くも立夏です。インターネットで調べてみましたら、「田畑の準備が整い、それに合わせて春の雨の降るころ」とありました。畑仕事にはよい季節ということで、喜々として鍬をふるうS先輩の姿が浮かびます。
それはそれとして、「こくう」と打って変換キーを押したところ、はじめに出てきたのが「虚空」でした。よくありますね、変換ミス。これが公文書だったりすると悲劇です。この変換ミス、なんと、「変換ミスコンテスト」なるものがあると新聞に出ておりましたので、これまた、さっそく調べてみました。
日本漢字能力検定協会というところで募集したものだそうです。「年間変漢賞」は、「遅れすいません。回答案です」を、「遅れすいません。怪盗アンデス」だそうです。会議の資料をあわててメールで送ったときのタイトルだそうです。遅れた上に、何をふざけてと、怒られたでしょうね、さぞかし。
そのほかに、「リスト表を送ります」が「リスとヒョウを送ります」に、「お客様用トイレ」が「お客彷徨うトイレ」などがありました。私も「リスト表を送ります」を打ちましたが、「リスとヒョウ」と変換になりました。みなさんも試してみてください。
「お客様用トイレ」は、「彷徨う」とは変換されませんでした。「お客」としてから「さまよう」と打ちますと変換されます。意図的変換ミスでしょうか。
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意図的といえば、あるラジオ番組で、無着成恭さんが、意図的変換ミス、洒落として「コウキコウレイシャ」を、「私の場合は『高く貴い』の『コウキコウレイシャ』だ」と言っていました。そういえば、光輝高齢者も、香気高齢者も、興起高齢者も、PCではでてくるなあとうれしくなりました。
悪名高き「後期高齢者」であります。「私もついに後期高齢者になりました」と、肩を落としておっしゃる先輩の言葉を何度となく聞きました。そうおっしゃる先輩には、「いやあ、高貴高齢者になりましたか。さすがに光り輝いていますね。おめでとうございます」と言いましょう。そして、光り輝く先輩には、金一封が出て当然です。
そういう制度こそ必要なのにとおっしゃっているのですね、無着さん。

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