社長ブログ

クールアース・デー

2008.07.09

7月7日はいそがしい日でした。まず七夕です。それに、二十四節気の小暑が重なりました。別に重なっても忙しくはないのですが、なんとなく。さらに、洞爺湖サミットが始まった日です。これも、私は別に忙しくはないのですが、なんとなく。
その上にというか、それでというか、その日は「クールアース・デー」なのだそうです。「クールアース・デー」、政府広報によれば、「ライトダウンに参加して地球の未来に想いをはせよう」という日だそうです。
文部科学省HPに、「『七夕ライトダウン』への学校関係者の協力について」というお知らせが出されました。「洞爺湖サミットの初日でもある7月7日(月曜日)の七夕の夜8時~10時の間、全国のライトアップ施設や各家庭のあかりを一斉に消灯する取組です」
あれ、「ライトアップ施設」と「各家庭」が消灯する日なのかなあ。サミット会場のホテルは「七夕ライトダウン」はしないのかなあ、官庁はしないのかなあと思っていたら、関係資料「クールアース・デーに向けた政府の取組」というものがありました。
それには、7月7日を「定時退庁日及びノーカーデーに設定」「業務に支障のない限り20時までには業務を終了し、執務室の照明を消灯」とありました。
そうなのです、霞ヶ関では、各庁舎はすべて定時退庁となり、執務室のあかりは消え、ハイヤーなんかは一台もいないのです。サミットも定時退庁して、みんな部屋に戻ってキャンドルナイトを過ごしているのです。
文部科学省HPには、「昨年は、東京タワーなどの観光施設、百貨店、コンビニエンスストア、遊技場施設など、約6万3千施設の参加を得て、約3百万kWhの電力(CO2排出削減量約1,100t余り。これは、約200世帯の年間電力使用量に相当)を削減することとなりました」とありました。
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一年間に200世帯の家族が必要とする電力を、ライトダウンが生み出すのです。すごいですね。今年は、環境省から「政府広報」として、「7月7日はクールアース・デー」の広告も、連日新聞各紙に登場しました。きっと大きな成果をあげたのでしょう。
文部科学省HPの最後では、「全国の学校関係者」が「七夕ライトダウン」の趣旨を「児童生徒や保護者」に伝え、「子どもたちが地球環境の保護について広く学ぶきっかけ」となるようにすることを求めています。
サミットについての報道がしきりです。不夜城のような豪華ホテルと、フードマイレージの高い豪華な夕食会の映像が流れています。

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