スペシャル・プラクティス
2008.12.22
うれしいお手紙をいただきました。会社の近くの小学校の子どもたちからです。2年生の子どもたち4人が、生活科の地区たんけんで当社を訪問してくれました。一人一人の子どもがお礼状を書いてくれたのです。
事前に、担任の先生から、訪問依頼のお電話をいただきました。当日は、総務部の担当が対応し、会社の中を案内しました。社長室にも案内したので、私もお話をしました。二つのソファーに2人ずつかけて、うれしそうにお話をしてくれました。
自己紹介もしっかりできて、どうしてここに来たか、どんなことを発見したか、はきはきと話してくれました。これはすごい、しっかりした子どもたちだと思いました。先生方の指導が、具体的に、細部まで行き届いていることがわかりました。
生活科では、教室を離れて、学校のまわりや地域で、子どもたちだけで活動させることがあります。それはとても心配なものなのです。交通事故に遭わないか、だれか変な人に連れて行かれたりしないか、迷子にならないか…。
先生方はそれまで、そういうあらゆることに対応できるように、毎日毎日、繰り返し繰り返し指導するのです。その上で、子どもたちを教室からはなしてやります。これまでの指導に自信を持って、子どもたちを信じて、そして勇気を持って。
さて、いただいたお手紙はすてきでした。Aさんは「さんすうぼっくすがたくさんあった」ことを書き、Bさんは「ネームとかをとりよせてくれる」会社だということを書いてくれました。見学しながら、きちんとメモをしていたのです。
Cさんは「ダンボールばこをむすぶきかい」があったこと、Dさんはその機械から「ゆげがでていた」ことを書いていました。観察が鋭い! またBさんは「学んだことは、みなさんは、し事をしている時も、えがおでしていることです」と書いてくれました。
もう本当にうれしくなりました。大人が喜ぶつぼまで心得たお手紙、すごいなあ。手紙を書くことも大切な学習で、先生方が、書いている一人一人の子どもをていねいに指導したのでしょう。生活科や総合学習は、指導は大変だけれども、子どもに力がつくのです。
通勤途中のラジオから、九里学園高等学校の「スペシャル・プラクティス」の紹介が流れてきました。生徒諸君のはきはきとした応答と、自信を持ったきちんとした話し方に驚きました。校長先生のお話に、社会人として確かに育てるという気概を感じました。
山形は、小学校も中学校も、そして高等学校も、スペシャル・プラクティスをしっかりやっています。それで山形の子どもたちは学力が高く、山形の未来は明るいのです。