社長ブログ

山形県の明るい地域社会づくりと音楽文化の発展のために

2009.01.09

大正琴愛好会の指導員の方々にお集まりいただき、新春の会を行いました。現在、愛好会は200近くの教室に分かれて日常の活動をしています。日頃の練習は月2回、教室毎に行われます。教室は、そのほかに地区のいろいろな行事に参加して活動します。新春の会では、その活動も報告されました。
「20年近くも続けて地区のカラオケ大会に参加しています。去年は、地区のデイケアセンターから演奏会をして欲しいと依頼され、地区の回覧板の呼びかけもあり、たくさんの方が聞きに来てくれました。『荒城の月』など10曲を演奏、心に染みる音楽だったと大好評で、毎月して欲しいと云われて困りました。今年も6月に行う予定です」
「老人ホームなど、いろいろなところで活動をしていますが、去年は、養護学校での体験学習を行いました。5曲くらい演奏した後、生徒にも体験してもらいました。ベッドに寝たままの子どもさんなど、いろいろな子どもさんがいるのですが、私たちが手を取って楽器にふれさせ、音を出す練習をしました。ほとんどの子どもさんが音を出すことができるようになりました。心を開く喜び、心がふれあう喜びを私たちも体験し、感動しました」
「地区の文化祭で毎年演奏しています。去年ははじめて立奏(りっそう)でやりました。大正琴イコール正座というイメージがあるのですが、立って弾く大正琴に、みんな驚いていました。ただ、トラックの荷台の上での演奏だったので、不安定で大変でした。教室の生徒さんが一生懸命弾いてくださったことに感謝です」
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「3つの教室が声を掛け合って地区の行事に参加しています。敬老会や文化祭、施設訪問などで、尺八の方とも一緒に活動しています。私たちも立奏で演奏しましたが、立って演奏するため、みんなでロングスカートを新調しました。当日はイヤリングやネックレスなどもして、華やかに、見た目も刺激的に演奏しました。皆さんにも喜んでもらいましたが、衣装もよく似合うと褒めていただいて、私たちもうれしいひとときでした。やみつきになったので、この2月に、またこの衣装で演奏会をします」
「地区の会長さんにビア・パーティーをするので手伝ってくれといわれて演奏をしました。大正琴の音がこんなにいい音だとは知らなかったと、たくさんの方に褒めていただきました。中には私も大正琴をやってみたいという方もあらわれ、今一緒にやっています。やはり、地区に出ていって、多くの方に大正琴の音を聞いていただくのが一番だと思いました」
各教室の地域における活動の報告を聞きながらうれしくなりました。会員のみなさま、自分で大正琴を楽しむだけではなく、地域のお役に立つことができる幸せも実現しておられるのだなあと。琴城流大正琴山形県愛好会は、かくのごとく、山形県の明るい地域社会づくりと音楽文化の発展に貢献しているのです。

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