「おかげさまで55年、Go! Go！」の精神で
2010.03.03
先日の株主総会で、２年目の代表取締役社長を仰せつかった。新たな緊張感をもって歩み出したところである。しかし、昨期の一年間はホームページやブログの更新が少なくなっていたことが心に引っかかっていた。今期の課題としたい。
さて、今期も教育用品販売業界の状況は、少子化、教育予算の削減、異業種参入による編成淘汰等、厳しい状況が依然として続いている。また、デフレスパイラルによる価格の低下とも無縁ではない。だが、どれほど時代が変わっても、変わらないものがあることもまた事実である。
新学期直前のこの時期、多くの教材メーカーの経営者や担当者にお会いしたり、当社の営業マンと一緒に商品研修会等に参加したりする度に、驚くことがある。それは、各社が開発した新しい教材や教具には、学校で活用されればその効果が大きいと思われる、優れた商品が多いことである。各社は、現場の実践者の声を大事にしながら、子どもに力がつき、先生方が使いやすい教材を開発し続けている。
22年度版も、新学習指導要領を踏まえ、移行措置についても完全な構えであった。最近の教材・教具開発が、ここまで進化・深化しているのは、各社がお互いに切磋琢磨し、独自の特色を打ち出している証である。
そうした教材メーカーの努力の結晶を、先生方に紹介し理解してもらうことが私たちの仕事である。そのためには、営業マンは先生方との確かな信頼関係を結ばなければならない。商品の売買のみの関係ではなく、日々の学校訪問での様々な会話や情報交換の中からこそ信頼関係は生まれるのである。
先輩方が築いてこられた歴史と伝統を噛みしめながら、先日も商品研究会をメーカーの協力のもと全社員で取り組んだ。このような実績が「おかげさまで55年」の自信と誇りに繋がると考えている。今55期も温かいご指導とご支援を願い「Go！ Go！」の精神で邁進したいものである。
