社長ブログ

大正琴演奏会が開催されました

2012.10.17

「琴城(きんじょう)流大正琴山形県愛好会第26回演奏会」が、先日山形県県民会館で開催されました。当社のカルチャー部門として昭和61年に教室が開設され、翌年に第1回演奏会。四半世紀を超える歴史です。会員として長年活動を続けてこられた方々を表彰する式では、なんと37名の皆様が「25年表彰」を受賞されました。
koto1.jpg422名の出演者、300名を超えるチケット入場者。会場は華やかな衣装を身につけた出演者の熱気に溢れ、同好の仲間が醸し出す温かで穏やかな雰囲気に満ちていました。生き生きと演奏をしている姿を目の当たりにし、やさしい琴の音をお聴きしながら、会員の皆様が大正琴を続けていらっしゃる理由の一端が、私にも分かったような気がしました。
演奏される多くは、昭和・平成にまたがるいわばポピュラーな曲。演奏者と同世代か、少し若い私にも、レコード(CDではありません)が発売された頃が思い出せる曲の連続でした。目を閉じながら聴いていると、どの曲も心に響き、少々感傷的になってしまいました。
『それぞれの人生、長い短いはあっても、いずれも喜怒哀楽の繰り返し。喜や楽よりも、悲哀や艱難辛苦の方が多かったかもしれない年月。でも……。大正琴の柔らかい音色は、いろんな出来事のすべての思い出を温かく包み込み、全部を「いい思い出」に変容させてしまう。そして、大正琴に熱中することで、今を生きていることを実感し、仲間と奏でていることの喜びをかみしめることができる』
koto2.jpg少々でなく、だいぶ感傷に浸ってしまいました。人生がまだまだ長い(はずの)私ですが、皆様がそんな気持ちでいらっしゃるのかな、と思えました。
夕方からの反省会も圧巻でした。歌あり、踊りあり、ゲームあり。強力なパワー。私もたくさんの元気をいただきました。
大正琴を楽しみながら、大正琴で楽しんでる愛好会の方々です。短箏(たんごと)をも習っている方もいらっしゃいます。
これをお読みくださっている皆様も、大正琴や短箏はいかがですか。(平24.10.16)

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