社長ブログ

卒業の時期です

2015.03.19

今年も、中学校の卒業式に参列してたくさんの感動をいただいてきました。
卒業生が懸命に歌う合唱。そして合間に語る「今の思いを表した言葉」。涙ながらのその姿に、保護者の皆様だけでなく、見守る大人みんなが魂を揺すぶられただろうと思います。
10211529_5264c9cbe20f3%20%28220x168%29.jpg馬齢を重ねたせいなのでしょうか。卒業式の間、過去の思いがよみがえり、また、それとは異なる別の感情も湧き上がってきました。
子どもを前にして、自分が元気でいなかったら路頭に迷ってしまうとか、自分が頑張らなければ進学や就職などが難しくなるのでないか、などと思っていた若い頃の自分。四半世紀の間、“子どものために、自分が存在している”と思いながら生活してきたといえます。子どものために親・大人が必要、それはその通りです。
しかし、子ども達がいるからこそ大人達は元気に頑張れる、というのも紛れもない事実なのだと、改めて強く思ったのです。あの純粋さ、可能性、ほとばしる熱気。それらのお陰で、60歳代の我が身に活力が補給されたのは間違いないようです。何を今更ではあります。でも、“大人のために、子ども達は存在してくれている”とも、いえるのでしょう。“卒業生の皆さん、ここまで無事成長してくれてありがとう”、そんな感情で胸がいっぱいでした。
会社の朝会で話したことなのですが…。
卒業式では、様々な方々への感謝の気持ちを、卒業生が言葉にします。でも、その対象に弊社はもちろん入っていないでしょう。しかしながら、弊社の社員には、自分に対して、そして社員仲間に対して心の中で拍手してもらいたいと、私は思っています。
卒業生の皆さんがついぞ知らないところで、手配し配達した教材・教具類。それらを使って学習し、生活して、卒業を迎えた。つまり、若干なりとも、弊社の仕事が卒業生の皆さんの役に立てた、ということができると考えるからです。
もし、我が社がより良い教材・教具類をお届けしなかったら、学校の子どもさん達が困ってしまう、先生方の教育活動に支障が出てしまう(手前味噌かもしれませんが)、そんなふうに考えながら、強い責任感と自信と誇りをもって、益々いきいきと仕事をしていきたいものです、と…。
今日は多くの小学校で卒業式。社員の何人かが保護者として参列しています。みんな子どもさんからかなり強力なパワーをもらっていることでしょう。まもなく、会社は一年間で最も忙しい時期を迎えます。会社あげて、フルパワーです。(平27.3.19 )

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