社長ブログ

社会人同士としてのお付き合いを

2015.12.04

red-leaves-branches3199%20%28230x184%29.jpg散歩コース界隈では、落葉樹のほとんどが葉っぱを落とし、熟した実だけを残した柿の木が目立ちます。昔は街道沿いの柿の実はもぎ取らずに、旅人と鳥たちのために残しておいた、という話を聞いたことがあります。それだけ栄養分が豊富で食べ過ぎに注意ですが、食後に満足感は残ります。遠方の親戚からは、届いたリンゴとラ・フランスがうまかった、と連絡が来ました。果物豊富な山形は、晩秋も、住み心地が格別です。
先月末に当社男性社員の結婚披露宴がありました。最近は祝い事で礼服を着る機会が少なく、別の理由で必要とすることが多いので、さぞや礼服も喜んだろうと思います。仕事仲間が多数招かれての、賑やかで楽しい宴でした。学校や教育委員会関係のお客様もたくさんいらっしゃいました。新婦が学校にお勤めですから当然ですが、新郎関係のお客様としても、ある町の教育長さんをはじめ学校の先生方がいらっしゃいました。その理由を伺ってうれしくなりました。
スポーツマンの新郎は、以前から学校の子どもさん達に、水泳指導をしています。仕事時間以外の余暇を使ってですから、わずかしか学校のお役にたてないものの、だいぶ前から続いているようです。そして、そのことがきっかけで先生方との個人的な交流が始まったそうです。中には家族ぐるみの付き合いをしている方もいらっしゃるそうです。日常の仕事で実績をあげている新郎が、仕事以外でも先生方から好かれ、信頼を得ていることを知り、とてもうれしい気持ちになったのでした。
少し前までは全県的に、弊社社員が学校の先生方と一緒になって、やれタケノコ取りだ、ワラビ取りだ、はたまたキノコ取りだ、などと楽しい時間を過ごすことも多かったそうです。でも、いつの頃からか、あまり(ほとんど?)無くなってしまったとも聞きます。世の中全体が時間に追われるようになってしまったからなのか、アソビ(ハンドルのあそびのような)が許されない社会風潮になってしまったからなのか、わかりません。しかし、“先生と社員”の関係を超えて、社会人同士としての付き合いを深めることができたなら、さぞや楽しいだろうと思うのは、私だけではないでしょう。
師走に入り、町中のイルミネーションが、気持ちをウキウキにさせてくれます。私ですらそうですから、サンタクロースの来訪を待つ子ども達は、さぞや……。
会社では、来年用の出勤簿用紙の発送が始まりました。暦年の締めくくりの時期ですし、弊社第60期の決算期でもあります。社員の顔つきが一段と引き締まってきているように感じられます。(平27.12.4)

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