社長ブログ

ずっと飛び続けます

2016.02.09

寒さは続いていますが、昼間の時間は冬至の頃に比べて1時間以上長くなり、日差しも強くなってきました。春の足音が聞こえてきたようです。
散歩を終え、朝食を食べ、出勤前に朝ドラを見るのが日課です。BSと地デジで計2回、「あさが来る」のです。いよいよ終盤にさしかかりワクワクしながら見てますし、主題歌は特に集中して聴いています。AKB48だからでは、決してありません。歌詞です。
『~人生は紙飛行機。願い乗せて飛んでいくよ、風の中を力の限りただ進むだけ。その距離を競うより、どう飛んだか、どこを飛んだか。それが一番大切なんだ~』。このくだりがいいんです。美空ひばりの“川の流れのように”と同じ、秋元康さん作詞なのです。こういう歌詞をしみじみ味わいたくなるのは、人生の第4コーナーに差し掛かったからなのでしょう。
ただし、当然に、会社は紙飛行機ではありません。ハードランディングは勿論、ソフトランディングもせずに、飛び続けなければなりません。『~雨に降られてぬかるんだ道でも、いつかはまた晴れる日が来るから~』の精神で前に進まなければなりません。感慨にふけっていることなど許されないのです。
CIMG7591%20%28230x172%29.jpg新年度に向けた商品研究会議が頻繁に開催されています。昨年も記述しましたが、その会議の一端を見ているだけで、社員の熱心さが分かります。学習指導要領との関わり、学力向上の手立て、子ども理解の深め方、等々。学校の先生方に劣らないくらい勉強しているのです。これが当社の強みだと、自信を持って言い切れます。でも……、私は心配しています。営業担当者が教材・教具について学んだことの内、どれだけを先生方に伝えられているのだろうか? 少しでも多くを先生方にお伝えすることが可能であればいいな! と。
昔話をしてもしょうがないですが…。以前の職員室では、先生方が集まって話に花を咲かせていることが多かったと思います。そしてその輪の中に当社の営業担当者が入り込むことも、自然でした。時に雑談がありながらも、話の流れのなかで、商品説明をし、ご意見をお聞きする、などがされていました。ゆとりのある雰囲気の中で、仕事ができていたのです。先生方も当社社員も。
それが今、先生方が職員室にいることが少なくなり、席についていてもPC画面に向かって形相を変えながら慌ただしく仕事している。四六時中かどうかは分かりませんが…、とにかく先生方が集って、ゆとりをもって様々な話題を取り上げている姿が減ってしまっている。そんな現実です。それだけに、営業担当者は、先生方に近寄ることすら、申し訳ない気になってしまっているのです。先生方にとってみても、きちんと説明を受け、見本等を手に取り、納得した上で発注し、商品についての評価やクレームは営業担当者にしっかり伝えることができる。そんなことができにくくなっている現状なのかもしれません。
でも、どんな状況にあろうとも、業務は進めなければなりません。当社がお勧めする教材教具類が選択指名され、発注していただける数量が最も多くなるのがこれから数ヶ月間です。営業担当者を窓口にして1年間積み上げてきた会社の信用が、先生方から評価される時期だともいえるでしょう。
「あの営業担当者はとても一生懸命で信頼できる人だ。あの人が所属している教育用品だから、勧める教材類は良いのではないか。昨年使ってみたら実際に効果的だった」等々の声がたくさん聞こえるように願っていますし、そうしなければならないと思っています。
朝ドラで強調されていました。「銀行にとって最も大切なのは、信用だ」と。これはそのまま、教材販売会社である当社にも当てはまることです。
きたる2月25日(木)には、第60期定時株主総会が予定されており、開催通知も発送されました。総会を節目に、“はやぶさ2”のようにスイングバイして、会社の業務がパワーとスピードを増していきます。(平28.2.9)

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