社長ブログ

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2016.04.01

「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」と暦便覧にあるそうです。清浄明潔、まさに「清明」の季節を迎えました。会社のすぐ近くを流れる馬見ヶ崎川原の草木の綠も、日に日に色濃くなっていくのを感じます。
初めてご挨拶申し上げます。去る2月の株主総会において、代表取締役社長に選任されました飯野恭伸(いいの やすのぶ)です。もとより、その任ではないと思っておりますが、役員、社員と共に手を携え、精一杯務めていきたいと思います。どうぞよろしくお願い申し上げます。
また、長年にわたり、会社発展にご尽力いただき、2月をもって退任されました海老名会長、長塚社長には、深く感謝と敬意を表したいと思います。本当にありがとうございました。
1%20%28230x173%29.jpg山形教育用品は創業61年目を迎えました。創業当初から、「山形県教育の振興と発展に寄与する」ことを基本理念としてきた当社に席を置くこと、大変幸せなことと思っています。
教育用品とは、今から40年前、新採で最上地方の分校に勤務した頃からのつきあいになります。分校は毎年積雪が4メートル近くまでなる山間部にありました。夏でも4時頃になると、日差しが山の陰に隠れてしまうような谷あいでした。全校児童が33人でしたが、そんな少人数のへき地の学校に、毎週、教育用品の営業担当が来てくれました。注文数もわずかで、きっと大きな売り上げにはならなかったんだろうと思いますが、毎週欠かさず来校してくれることは大変ありがたかったものです。また、ストーブを囲んで、教育問題だけでなく、さまざまなことを談論することは、教員宿舎で一人暮らしする者にとっては大きな楽しみでした。
その頃から比べると、県内の学校数は三分の二にもなってしまいました。会社の営業担当が回る学校数も距離も少なくなりました。しかし、山形教育用品の使命は、回数はともかく県内全ての小中学校をくまなく回って注文をお聞きすることです。これからも、子ども達のため、先生方のため訪問させていただきたいと思います。
2%20%28230x173%29.jpg山形教育用品は「確かで、正直」な会社です。そのベースには、「信用」と「信頼」があります。「信用」はこれまでの実績や成果という、いわば過去の業績に対する「評価」です。「信頼」は将来の活動に対する「期待」です。子ども達の健やかな成長を願い、人と人とのつながり、会社と会社のつながりを深めていくことが、「信頼」を得ることになると思います。私たちは、これまでの「信用」を基に、これから将来にわたって、「信頼」される会社を目指していかなければなりません。
取り巻く状況は極めて厳しい中ではありますが、役員、そして、社員心一つにして「信頼」を積み重ね、確かで、正直な経営によって業績アップを目指していきたいと思います。
「任重くして道遠し」の心境です。皆様のお力添え、ご指導をいただきながら精一杯務めたいと思います。どうぞ、これからも山形教育用品に対しまして、温かなご支援、ご指導をよろしくお願いします。(2016.4.1)

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