社長ブログ

「K」との遭遇

2020.10.01

「あれは何だ! 犬?→でかすぎる→やぎ?(「崖の上のヤギ以来、ペットとして脚光を浴びている)→リードがついていないし放し飼いはありえない→あっ! カモシカだ!!」
令和2年9月20日午後5時。天童市街地の真ん中にそびえる舞鶴山の山頂駐車場入り口付近の道路上で、ついに(!)初めてカモシカと遭遇しました。
私のジョギングコースの一つに、舞鶴山山頂「おおけやき」のところの展望台を折り返すというのがあります。展望台に行くまでいろいろなコースを選択できるのですが、大抵は、ヤマザワ天童中央店近くの「天童公園登口」から登りはじめ、自動車が通れる道を、建勲神社、文学の碑(イザベラバードの文学碑もある)、山頂駐車場を経由して展望台に向かうコースを利用します。
舞鶴山の各コースは、坂道なので適度な運動負荷があり、かなり利用しますが、5月下旬から9月下旬まで利用しません。理由は「ヤブ蚊」です。きつい坂道をチンタラ走っていると、どこからともなくやって来て、数匹まとわりついて離れません。それがいやで暑い季節は避けています。
ようやく涼しくなってきたので、「ヤブ蚊」の引退を確認するため、久しぶりに走ってみました。文学の碑近くのトイレから山頂駐車場までの坂道(ジョギング爺〔ジジイ〕にとっては「心臓破りの坂」)を登り切ろうとしたとき、駐車場からバーベキュー広場へ、ゆっくり移動しているカモシカと遭遇しました。カモシカとの距離、約10m。
DSC_0957copy.JPG舞鶴山は、山頂駐車場も愛宕沼親水空間も、大型犬から小型犬までたくさんの犬が散歩をしている、「犬の銀座(ちょっと古い表現か?)」です。この日も、山頂駐車場付近には多くの人と犬がいたにも関わらず、道路には作業中のおじさんがいたにも関わらず、人目を気にせず、あまりにもゆったりと「犬の銀座」を歩いているカモシカを見て「一瞬、散歩中の犬」と錯覚しても不思議ではありません。その証拠(?)に、カモシカが目の前にいることをしゃべりたくてしょうがない私は、作業中のおじさんに「あれって、カモシカですよね…」と声をかけると、「このジジイ、何を言っているんだ。こんなところにカモシカなどいるわけないだろう。犬に決まっているだろう!」という感じで、反応は冷たく、しばらく無言でした。時間にして5秒、カモシカの移動距離にして6m。ようやく作業中のおじさんは「カモシカだなぁ」と独り言のように小さい声で反応してくれました。
カモシカの角は小さく若々しい感じがしたので、子どもから大人へ成長したばかりのカモシカと思われます。大きさは、ゴールデンレトリバーの1.5倍くらい、色は濃くも薄くもない茶色でした。目と目が合いましたが、お互い単なる通行人という感じでスルーされました。
舞鶴山でカモシカを見たという話は15年くらい前から聞いていました。番(つがい)と子どもの3匹がいるらしいという話も聞きました。「市街地にあっても、山は山。舞鶴山にカモシカがいてもおかしくはない」と思っていましたが、いざ本当に遭遇してみると、「やっぱりいたんだ」とテンションがあがり、話さずにはいられません。なので今回早速取り上げてみたのでした。
※追伸 スマホ(カメラ)を持たずに走ったのでカモシカの写真なし。代わりに、昔の人間将棋広場から文学の碑近くの斜面に大群生しているヒガンバナの写真を載せました。(2020.10.1)

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