冬季オリンピックとテーマ曲
2022.02.15
2022年2月4日に開幕した冬季北京オリンピックも終盤に近づき、毎日熱戦が繰り広げられています。特に女子カーリングは目が離せず、深夜までLIVE中継を見てしまいました。
さて、話は丁度50年前の1972年2月3日に遡ります。アジアで初めての冬季オリンピックが札幌市で開幕しました。当時、中学1年生だった私は、雪のため部活も週1~2回しかなく暇だったので、長時間にわたりNHKのオリンピックの放送を見ていました。
現在、NHKをはじめ各テレビ局は、大会ごとに専用のテーマ曲を設定し、オリンピック放送のオープニングとエンディングのBGMとして流し、感動的に伝えるアイテムの一つとしています。
50年前の札幌オリンピックのNHKのテーマ曲は「トワエモア」という男女のデュオが歌う『虹と雪のバラード』でした。後に、高校の音楽の教科書に何度か使われたほどの曲なので、多くの方が知っているのではないでしょうか。 その頃の私にとって、好きな部類に入る曲だったことと、朝から晩まで何回もテレビから曲が流れていたので、知らないうちに身体に染みついてしまったという感じです。そのため、『虹と雪のバラード』を聴くと札幌オリンピック、札幌オリンピックと言えば『虹と雪のバラード』という、オリンピックとテーマ曲が結びついた第1号になりました。
オリンピックとテーマ曲が結びついた第2号は、札幌オリンピックの4年前に遡る逆転現象の形になってしまいますが、フランスのグルノーブルで開催された冬季オリンピックとテーマ曲『白い恋人たち』です。グルノーブル大会の公式記録映画のテーマ曲で、「フランシス=レイ」が作曲しました。1968年当時は、オリンピックがあったことすら知りませんでしたが、中学生になって、洋楽を聴き始めた頃、この曲を知り、とても気に入りました。しばらくして、ラジオや音楽雑誌で、4年前に開催された冬季オリンピックのテーマ曲であることを知りました。今でも、『白い恋人たち』の曲が流れると、「フランシス=レイ」「グルノーブルオリンピック」をすぐに連想します。
あともう一つ。2002年にアメリカのソルトレイクで開催されたオリンピックです。NHKのテーマ曲が、「MISIA」が歌う『果てなく続くストーリー』でした。個人的に、大好きな曲だからという単純な理由からです。早速CDを買い、オリンピックの期間、運転しながらほぼ毎日聴きました。
追伸:札幌オリンピックでは、女子フィギュアスケート銅メダリスト「ジャネット=リン」選手(競技中に尻餅をついても、その可愛らしさから銀盤の妖精と言われた)に中学生男子は熱狂しました。ある日、新聞のテレビ番組欄を見ていると、映画番組(水曜ロードショーだったかな?)に、主演「ジャネット=リ」と書いてあるのを見つけました(番組欄枠の字数の関係で「リ」まで)。クラスの男子は、ほぼ全員、その晩は映画を見る! と意気込み帰宅しました。翌朝、皆と顔を合わせると「なんだよ!ジャネット=リンじゃなくて、ジャネット=リーというおばちゃんだったじゃねいか!」個人的には大変ウケた、忘れられないエピソードです。
写真 2月11日。晴れ。久々に天童の東側の山の中、縁結びで有名になった若松寺まで、片道5.4kmを歩いて行ってきました。鐘撞堂からの冬景色もバッチリでした。