社長ブログ

紅葉の秋

2022.11.15

《「花笠音頭」を奏でる道路》
2週間ほど前、弊社の会議に出席していた山形支店長のT氏から耳寄りな情報を聞きました。
それは、山寺に向かう道路が「花笠音頭」を奏でるように改修され、結構はっきりと「花笠音頭」が聞き取れた、という情報でした。
せっかくの情報なので、早速11月6日に行ってきました。場所は、山形市高瀬地区と山寺地区を結ぶ大森トンネルの高瀬地区側です。
もっと詳しく説明すると、山形市内から紅花トンネルを抜け、高瀬小学校脇を過ぎると仙山線の跨線橋があります。その跨線橋の高くなっている部分に丁字路がありますが、そこを右折(山寺方面へ)すると大森トンネルに向かいます。トンネルの手前にその道路があります。
なぜ音を奏でるか? よく、山道の下り車線にあるのですが、スピードの出し過ぎ防止のため、路面に少し凹凸を付けて、車で通過すると、タイヤがダガダガダガと音を立てる部分があります。しかし、それでは、三三七拍子のリズムは刻めても音程は出せません。
ネットで調べてみると、メロディロードという商標登録された仕組みのようです。舗装路面に深さ3~6mm、幅6~24mmの溝を道路横断方向に複数切削し、車が走行する時に発生する舗装とタイヤとの接触走行音を適切に設定することで、走行音があたかも音楽を奏でるかのような効果を生む仕組みです。スピード出し過ぎ防止のガタガタ音に比べて、かなり小さい音ですが、しっかりと「花笠音頭」が聞き取れます。是非、通行してみてはいかがですか。

《格別な山寺の紅葉》
天童から、このメロディロードに向かう前に、山寺に寄り道をしてみました。平地の街路樹や遠くに見える山々はすっかり紅葉し、それもそこそこきれいなのですが、山寺に向かって県道19号線を走らせたときに見えてきた山寺の紅葉は別格にきれいでした。空の色、陽光の差し方もあるとは思いますが、赤、オレンジ、黄色の割合が多く、バランスがとてもいいからだと思います。また、両脇の山並や奥に見える二口林道や紅葉川渓谷方面の紅葉した山々が、山寺を、まるで屏風のように囲んでいるロケーションも抜群だからだと思います。さすが! 山形を代表する観光地。紅葉まで全国レベルです(現在、県内でSuicaが使えるのは山形駅とここ山寺駅のみ)。

《紅葉の絨毯(じゅうたん)》
本社のすぐ脇を流れる馬見ヶ崎川。その堤防に連なる桜の木。春は青空に映えた淡いピンクの花が多くの人の目を楽しませてくれます。知る人ぞ知る桜の名所になっています。
秋も負けていません。春はピンクですが、秋は赤く染まった紅葉が燃えるように木々を彩っています。秋はそれだけではありません。落ち葉も、まるで赤い絨毯を敷いたように、景色の一部を担っています。とてもきれいです。今だけしか味わうことができない風景です。
しばらくすれば、紅葉は黒ずんだ枯れ葉になり、落ち葉も黒ずみ、雨に打たれて路面にへばりついてしまいます。 ほんの数日の絶景です。

写真 本社脇の馬見ヶ崎川堤防の風景(11月8日 8時20分撮影)

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