社長ブログ

経験したことのない長い行列

2023.09.01

私は「モンテディオ山形」のファンです。前身の「NEC山形」時代から、観戦はもちろん、試合の運営を手伝ったりしました(私がまだ中年の頃)。今現在は普通のファンの一人として、毎年、シーズンシートを購入するという控えめなサポートをし続けて13年です(シーズンシートというのは、全ホームゲームを観戦できる年間パスポートみたいなもの)。

7~8年前からだったと思いますが、8月のお盆の頃に行われるホームゲームは、県民応援デーと銘打って、より多くの観客を呼び込むために、チケットを購入した人に無料で「応援ユニフォーム」を配るというプレゼント作戦を始めました。私も、毎年、せっせともらい続けたので結構な数がたまりました。
この、無料の「応援ユニフォーム」の配布場所は、スタジアム隣の体育館北側の並木道に設けられた特設テント。チケットを提示するともらえます。また、配布時間ですが、試合開始の4時間前に始まり、ハーフタイムまでです。初めの頃は、試合開始の1時間くらい前に行けば、ほぼ並ばずにもらえたのですが、3年くらい前、同じように1時間ほど前にいったら、すでに配布は終了していました(この時は、後日配布の引換券がもらえました)。それからは、4時間前の配布開始時刻に合わせて行列に並び、もらったら一旦帰宅し、試合の時間に出直すようにしています。

実は、モンテディオ山形のプレゼント作戦は、夏の「応援ユニフォーム」だけではなく、3月に「フリースポンチョ」を配ったり、5月に「キャップ」を配ったり、10月に「マフラー」を配ったりと様々行っています。配布開始時刻の10~20分前に配布場所に着くと、だいたい50mくらいの行列がすでにできています。今年の7月の「応援フラッグ」の時はちょっと驚きの約200mの行列でした。

いよいよ本題です。8月12日。県民応援デー。先着1万2千名に「応援ユニフォーム」が配布されます。1万2千名だから大丈夫だろうと高をくくって、配布開始の午後3時丁度に、スタジアムのある県運動公園に到着しました。ですが様子が変です。国道13号線に面した正面入口からテニスコート脇の西駐車場に向かう道路は、路上駐車の車であふれ、当然、西駐車場も満車です。すぐに移動しましたが北駐車場も満車。結局、配布場所から遠い、特設大駐車場に駐車し、配布場所まで歩き始めたのが午後3時20分。配布開始から、すでに20分経っています。「少しは行列は解消しているのでは…」という期待も空しく、行列は続いています。「最悪並んでいるとしても『いちょう並木』までぐらいだろう」という予想は大ハズレ。めったに通らない「ふる里の森」北側の外周の道を進み、子供の遊技施設の北側を通過(このへんで雨が降り始めました)。行けども行けども行列は続きます。サッカー場の北側→東側→野球場の西側→南側→多目的運動広場の南側、なんと公園東門、更に行列は北に向かい多目的運動広場の北東角まで。少なくみても約1.5kmの長い行列。配布場所から最後尾まで、急ぎ足で15分。全身から汗が噴き出すほど。1.5kmというと、山形駅から十日町角を経由して山形市役所くらいまでの距離です。「プレゼント作戦」恐るべし! 蒸し暑い、しかも雨の中、試合開始まで3時間以上あるのに、1.5kmという経験したことのない長い行列。諦めない我慢強い県民性を再確認した次第です。

写真 左:今シーズンの選手着用ユニフォーム 右:無料の応援ユニフォーム「夏ユニ」

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