社長ブログ

交通標識オムニバス

2023.09.15

《自転車ナビライン》
今年の8月9日の夕方。帰宅途中のことです。天童市の出羽桜酒造さんの南側にある、県道22号線の北目交差点を通過したとき、道路の左端に鮮やかな青色の矢印がペインティングされているのを発見しました。横断歩道から数メートル先に、路側帯を示す白線の上に、野球のホームベースの倍くらいの大きさで、連続して2つ、白線と同じと思われる材質でペインティングされた、立派な矢印です(下の写真参照)。
「何? これ?」。早速ネットで調べてみると、名称は「自転車ナビライン」という、全国共通の道路標示でした。新たな交通方法や罰則を定めた道路標示ではなく、自転車の逆走を防ぐ目的で、自転車の進行方向を示した道路標示です。その後、数日かけて、県道22号線のその他の交差点数カ所に、この「自転車ナビライン」がペインティングされ、多くの人が気づくだろうと思われるぐらい、青い矢印は増えました。今のところ、天童市街地の県道22号線でしか見かけないのですが、全国各地で実証実験中ということなので納得です。
自転車は軽車両になるので左側通行が原則なのですが、たまに、右側通行の自転車が対向してくることがあります。「ごめんなさい」という感じで歩道によける自転車も、危険といえば危険なのですが、「何が悪いんだ」と堂々と対向してくる自転車は超危険MAXで、私の後ろから自動車が迫ってきている時などは、「自転車同士の正面衝突」か、正しい乗り方をしている私が「後ろから来る車に轢かれる」かの二者択一を迫られる理不尽な状況は少なからずありました。
この「自転車ナビライン」が自転車による交通事故の減少に役立つことを願っています。

《マイロードサポーター》
天童市老野森地内、県道22号線の老野森三丁目交差点で、信号機の支柱に設置されている不思議な標識を発見しました(写真参照)。
「この区間は、私たちがきれいにしています」を宣言した村山総合支庁作成の標識で、「地域活動支援センター『天花』」さんが、この区間の道路の美化活動を担当していることがわかります。私の住んでいる老野森地区の車道及び歩道が大変きれいなのは、普段から「天花」さんが清掃活動をしてくださっているおかげと、この時、初めて気づきました。大変ありがとうございます。

《おまけ:個人の家の敷地内にある水準点》
帰宅途中、山形市七浦地内の旧国道13号線(羽州街道の県道22号線)を通過中、普段は時速40kmで通過してしまう場所なのですが、道路工事に伴う片側交互通行のため停車していたときの話です。何気なく、ボーッと道路東側の家を見ていたら、「なにっ!」という驚きのものを見つけてしまいました。ブロック塀の敷地側に、A3判くらいの白い表示板が、「よく気づいてくれました!」的な感じで立っており、赤い文字で「水準点」と書いてあります(写真参照)。
国土地理院発行の地図には、土地の高さの基準となる「水準点」と、測量の基準で緯度経度の基準でもある「三角点」が示されています。その「基準点」の多くは、山頂だったり、神社の境内だったり、道路の脇にあるものなので、個人の家の敷地内にあることは想定すらしませんでした。なぜ個人の家の敷地にあるのか、興味はあるのですが、訪問して聞くまでには至っていません。

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