社長ブログ

今日から令和3年度

2021.04.01

今日(4月1日)から令和3年度がスタートします。
昨年の4月1日のブログには「新型コロナで先が見えない中の新年度」と書きましたが、1年経った今も新型コロナの終息はまだ見通せません。昨年は「1年経てば治まっているのでは…?」と少しだけ楽観的な希望を持っていましたが、世界的な疫病はやはり1年やそこらでは治まらないということを改めて思い知りました。ペストやスペイン風邪の事例があるように「歴史は繰り返す」という言葉は大変重く感じます。
昨年の3月末を振り返ってみると、山形県は新規感染者ゼロが続いている4県の一つで、ちょっとだけ誇らしいところもありました。
突然、3月31日、初の新規感染者の報道があり、「ついに山形にも来た!」と大騒ぎになったことを記憶しています。米沢市の自動車学校に合宿で参加していた県外の20代女性でした。
その日を境に、県内でも新規感染者は増え続け、連休前までの約1ヵ月間感染は続きました。
その後は、比較的ゼロの日が多く、たまに出ては、またゼロに戻ることを繰り返していました。そのせいか、たまに感染者が出ると注目の的になり、まるで犯罪者のごとく扱われ、ネット上では集団いじめのようにガンガン叩かれるということが続きました。
しかし12月。全国的傾向と同じく、県内でもクリスマスから正月にかけて感染者が急増し、その後増減をくり返しながら1月末まで続きましたが、感染者の数が多すぎて叩ききれない状況のためなのか、注目度が低くなったからなのか、理由はわかりませんが、ネット上での個人に対する集中的な書き込みは減ったような気がします。
2月に入ると比較的少し落ち着いてきたのでホッとしていましたが、3月下旬、山形市を中心に複数のクラスターが発生し、加速度的に感染者が増加しています。加速度的と表現しましたが、3月31日現在、1年間の県内新規感染者の累計は948人ですが、そのうちの40.4%に当たる383人が3月18日からの14日間に発生した数という急激さです。
DSC_1080copy.JPG昨年の年度末は感染者ゼロの県で話題を集めた山形県。今年の年度末は感染者が急増している第3波のリバウンド県として、連日全国版のニュースで取り上げられている山形県。新年度のスタートにあたりとても心配な状況です。
まず、私たちにできること。それは感染症対策です。とにかく、行動は厳しく(個々人が責任を持って確実に取り組む!)、気持ちは楽に(長い戦いなので、無理せず気楽に!)いきましょう。
最後に。スペイン風邪は2年後に終息したと言われています。「歴史は繰り返す」を冒頭では悪い方に解釈しましたが、良い方に解釈すれば新型コロナも1年後には終息するだろうということも言えるのかなぁと勝手に思っています。
(写真:4月1日朝撮影。天童市役所前、倉津川のしだれ桜の中に1本だけある「早咲きの桜」)

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