社長ブログ

本年もよろしくお願いいたします

2013.01.16

新年明けましておめでとうございます。皆様のご健勝をお祈り申し上げますとともに、旧年にも増して当社にご支援を賜りますようお願い申し上げます。
「教育再生実行会議」が立ちあがり、夏頃を目途に提言がまとまるとのこと。平成20年1月末に最終報告を出した「教育再生会議」。今回の会議は、いわば第2次ということになるのでしょうか。
「再生」にはいくつかの意味があり、自ずと「教育再生」についてもいろんな解釈ができるのかもしれません。願わくば、これまで多くの方が積み上げてきた努力を、そして現状を、「完全否定するところから議論が開始される」のではないといいなと思います。教育を生き生きとさせる、学校を生き生きとさせる会議でありますように。
前回の再生会議の議論が開始されて数ヶ月後、平成19年2月2日付けの全国紙に、教育学者の広田照幸氏が教育改革について寄稿していました。
『………大半の教師は、熱心で誠実である。きちんと学力がつく丁寧な指導に力を入れ、子どもが抱える問題とこまめにつき合おうとしている。ところがそれらは、「よいエピソード」として個々の生徒が個人的に体験するだけで、地域で話題になることもないし、メディアで取り上げられることもない。メディアが注目するのは、信じられないような学校事件や、とんでもない不祥事教員ばかりである。地域の人たちは、そういうニュースを通して、「今の学校は……」という不信感を抱く。地道に「よりよい教育」を手探りしている目の前の学校や教師には目を向けないまま、多くの人は学校を語っているのだ………』
そして、氏は結びのところで、こう述べています。
『日本の教師の力量をもっと信用して、時間的な余裕を与える条件整備が進められなければならない。』
hinode.jpg学校の先生方が、時間的な余裕(心の余裕といえるかもしれません)を得ることによって生まれてくるもの。それは、「子どもたちと関わる時間」であるし、「よりよい授業を作り上げるための教材検討の時間」であるし、何よりも「先生方の穏やかな笑顔」のように思えます。
子どもたちを、笑顔の先生方が包み込んでいる学校。先生の笑顔のまわりに、子どもたちの笑顔が溢れている学校。そんな山形県の学校であり続けるように願いながら、今年も当社社員一同、仕事をさせていただきたいと存じます。(平25.1.16)

« 社長ブログ 一覧 »