仲良くみんなで
2014.09.26
三陸海岸に出かけてきました。約3年ぶりです。今回目にした範囲では、すでにほとんどの瓦礫が片付けられて、新たな街並み建設が始まっているように思えました。しかし、高台に並ぶ仮設住宅近くを通りかかったときは、そこで必死に過ごされている皆様の日常を思い知らされた気がして、胸が詰まりました。また、彼岸の入りの日に、真新しい墓地に飾られた数々のお花が、家族を失った方々の気持ちを表しているように感じられ、思わず低頭していました。どうぞ、復興に向けた動きが加速されますように……。
ウミネコにパンを与えました。その動体視力は、何回見ても大したものです。投げても投げても、パンの落下方向に合わせて最短のコースで飛行し、見事にキャッチ。いつの間にやら何十羽と集まりパンの奪い合い。競争相手よりも早くキャッチしようと、皆元気いっぱいのパン食い競争飛行。池のコイと重なりました。水面に投げられたエサなどを、バシャバシャと水音をたてながら先を争って食べる姿。ウミネコとコイ(動物すべてなのでしょうか)に共通しているようです。
よく観察したからでしょうか、共通点をもっとみつけました。ウミネコでもコイでも、何回もエサにありつけるのがいれば、いつも誰かに取られてしまってるのがいる、ということです。競争に強いヤツは、どんどん大きくなってますます強くなる。弱いのは競争に負け、ろくにエサにありつけないため、ますます弱くなっていく。水面に浮いているウミネコを見ると、大きくて強そうなヤツの近くには他が近づかず、一目置かれているようです。なにせ、落ちてきたパンを食おうとすると、大きいヤツからクチバシで突かれてしまうのです。そして小さくて弱そうなのは、群れから離れて一羽寂しく波に漂っている。パンを丸めて、小さくて弱そうなのに向けて、投げるのですが…。厳しいものです、動物の世界は。
ヒトも動物の一員ですが、ウミネコやコイよりは、きっと、平和に譲り合って、仲良く生活しているのでしょうね!?。
先日、ある女声合唱団の演奏会を拝聴してきました。会場いっぱいにハーモニーが響き、鮮やかな衣装を身につけた皆さんが表情豊かに歌われる姿は、とても生き生きなさっていました。いずれも60歳代以上と思われますが、姿勢や動作、声の張りといったものは、本当に若々しい方々ばかりでした。
文化の秋を迎え、我が『琴城流大正琴山形県愛好会』の定期演奏会(10月4日・やまぎんホール)が近づいてきました。今も社屋内から練習の音色が聞こえています。喜怒哀楽、いろんな人生経験を経て、仲良く大正琴を(大正琴で)楽しんでいらっしゃる皆様の晴れ舞台。どうぞ多くの方からお越しいただけますように。(平26.9.26)