がんばる地方ブランド
2014.12.19
山形県民として、このことに触れないでいられません。サッカーJ2リーグ・モンテディオ山形が、4年ぶりのJ1リーグ復帰を決め、さらに、天皇杯サッカー大会で準優勝したことです。スポンサー企業が限られ、運営資金が乏しい地方都市のチーム。2009年(平成21年)シーズンに、初めてJ1リーグに昇格したとき、スポーツ評論家の皆様は、こぞって、「次シーズンにJ2へ降格する候補の№1は、山形だ」と発言しました。しかし、3年間も、J1に在籍し続けたのです。ユニフォームの胸に掲げられたロゴ“つや姫”が、全国の名だたる企業ロゴに囲まれながらも、よく頑張りました。今回も是非J1の上位に!! 微々たるものですが、私も資金協力しなければ…。
サッカーのテレビ中継が盛んです。見事なゴールシーンに、感心、感動してしまいます。が、私には、心がけていることがあります。それは、“テレビ画面の外も見るように努める”ということです。アナウンサーは、「○○選手の見事なゴール」と話し、画面も○○選手を大写しにします。確かに、それはそれでいいんです。でも、その1つ前のプレー、もう1つ前のパス、もう一つ前の相手パスのカット等々、いろんな選手のいろんなプレーがあったからこそ生まれたゴールなのです。ですから、ゴールしたときに、他の選手はどの位置にいて何をしていたか、どんな表情をしていたか、など、画面に映らないところも見なければならない。見ることはできなくても、得点した選手以外の選手をも見るように努めなければならない。そう思うのです。(理屈を語らずに、観戦を楽しめばそれでいいんですけど)
個人の力を高めるとチーム力が高まり、チーム力が高まることによって個人の力が高められる。個人の力とチーム力との間には相関関係があり、個人とチームとの良好な関係が相乗効果を生み、期待以上の結果を生むことがある。チームプレーの醍醐味です。フォワード(FW)、ミッドフィルダー(MF)、ディフェンス(DF)、それぞれが役割をしっかりと果たすことの大切さ、そして、FW・MF・DFがチームプレーに徹することの大切さなど、サッカーに学ぶこと、とても多いです。
弊社の第59期の業務が、まもなくひと区切りを迎えます。会社全体として、また各支店それぞれに、今期も、チームプレーに徹した戦いが進められてきました。同時に各社員個々人が、己の力を高める努力を重ねてきたはずです。その結果が、中央の大手企業ほどではないけれども、地方の一企業としての確実な実績に繋がったと思います。今日も、その実績をさらに上積みするために皆が奮闘しています。全社員が良い年を迎えられますように。
皆様、どうぞ良い年をお迎えください。(平26.12.19)