社長ブログ

成人式の思い出

2021.01.15

1月11日は成人の日。今年は、新型コロナウイルス感染防止のため、多くの自治体が成人式を中止又は延期しました。式が中止となり、レンタルした着物が無駄にならないよう、せめて写真だけでもと、閉まっている式場前等で写真を撮る姿がニュースで取り上げられていました。
一方、例年より少ないのですが、相変わらず酒を飲み、大騒ぎをし、警察官ともめる新成人の映像が、恒例のようにオンエアーされました。「マスコミも取り上げるのをやめたらいいのに…」「多様化した今の時代、成人式のあり方はこれでいいのか?」という思いが強くなります。
DSC_1021copy.JPGすでに選挙権年齢が18歳に引き下げられ、2022年4月からは民法改正により成年年齢(法律用語?)は20歳から18歳に変更になります。成人式の開催については法的な拘束はなく、「開催する、しない」や「開催する場合、18歳か20歳か」の判断は各地方自治体に任せられているようです。
私も40年以上前、成人式に行きました。私なりに、成人式のいいところは、久々に多くの同級生と会い、楽しく語らうことができる「同窓会的」なところだと思います。当時、私は、東京の千代田区にある某大学の学生でしたが、住んでいたのは千葉県市川市でした。真面目に、住民票をきちんと移していたので、成人式の案内は市川市から来ました。成人式当日は快晴だったのをよく覚えています。久々にスーツを着て、大学や高校が多く集まっている国府台地区にある式典会場「市川市スポーツセンター」に、少し緊張して向かいました。
「つまらない!」誰一人知っている人がいない、完全アウェーです。至る所で「よう! 久しぶり」と楽しく語らっている由緒正しい市川市民である参加者の集団ができていました。その間を縫うようにして受付に向かった時は、本当に寂しかった。
式典の最中は、今と違って(?)参加者は静かに市長の話などを聞いていたので、普通に参加できていましたが、式典が終わると「さあ、飲みに行こう」というプチ同窓会が至る所で再開しました。「早くこの場所から立ち去りたい!」私は記念品(赤い表紙で30cm四方の立派な写真用アルバムでした)をもらい、そそくさと会場を後にしました。
「やっぱり成人式は地元に限る!」を痛感しました。
大学の同級生のほとんどが住民票を移動していたので、住んでいる自治体ごとに成人式は違っていました。成人の日の翌日、大学で同級生と成人式の話題になり、情報交換しているとき、とても寂しい気持ちだった私は、逆に、市川市の成人式を誇らしげに語りました。
同級生M「江東区は、第2部は岩崎宏美オンステージだった!」(※岩崎宏美:歌手。その時20歳で式に参加。当時は超売れっ子歌手。『ロマンス』『シンデレラ・ハネムーン』などのヒット曲多数)
同級生A「船橋市の第2部はサーカスオンステージだった!」(※サーカス:男女4人のコーラスグループ。当時は人気グループ。『Mr.サマータイム』『アメリカン・フィーリング』などのヒット曲あり)
MとA「阿部。市川市の第2部は誰だったんだ?」
私「(堂々と)市川市民音楽隊!!」(2021.1.15)

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