社長ブログ

丑年オムニバス

2021.12.16

今年も、あと半月を残すだけになりました。
丑年だった今年を、私の個人的な感想で振り返ってみたいと思います。

〈丑年ってどんな年?(復習)〉
勤勉によく働くその姿が「誠実さ」を象徴し、縁起の良い動物として十二支に加えられたとも言われています。そんなことから丑年は、「耐える」「結果を求める時期ではなく、結果につながる道をコツコツと積み上げていく時期」とされているようです。

〈新型コロナと丑年〉
今年も、結局、新型コロナは終息せず、「耐える年」と言われている丑年を象徴するかのような1年になってしましました。
新規感染者数ですが、大きな波が3回(3~5波)きました。その数は、昨年の第1波、第2波とは比べものにならないくらいの数に膨れ上がり、特に、東京オリンピックやパラリンピック開催あたりから増え始めた第5波は、更に桁違いの数になり、「このまま増え続けたらどうなるんだろう」という、ある意味災害級の危機を感じるほどでした。
幸いにも、10月頃からは減少し始め、今、国内では「本当にこんなに少ないの?」と疑いたくなるような数に急激に減少しています。しかし、ドイツをはじめとするヨーロッパや韓国では、再び感染が拡大しています。更にオミクロン株という新種の変異株が新たな脅威になっています。
感染症なので、一つの国だけで完結するものではなく、全世界での終息でなければ「終わり」にはなりません。一刻も早い、世界規模での「新型コロナの終息」を願います。

〈牛のゲップと地球温暖化〉
牛にまつわる、個人的に「本当かよ?」という大注目のニュースがあります。なんと牛のゲップには、二酸化炭素の25倍の温室効果があるメタンが含まれているというのです。そして、その牛のゲップは、現在、世界の温暖化ガスの4%を占めるというから驚きです。
日本のメタン排出量は二酸化炭素換算で2,848万トン。農業に由来するものが77%(2,190万トン)で、そのうち、牛のゲップは27%(756万トン)を占めます。全国約11万台のバスから出る温室効果ガスは年間410万トン、約21万台のタクシーからは248万トンですので、牛のゲップは、バスとタクシーから出る合計の量(658万トン)より多いという恐るべき数字です。
「アルプスの少女ハイジ」に出てくるような、山間の緑色の草原で、のどかに草を食べている牛の姿からは、地球温暖化という言葉は全く無縁と思っていたのですが、ゲップがそんなに悪役だったとは知りませんでした。
COP(国連気候変動枠組み条約締約国会議)は1995年の第1回会合で、すでに「ゲップは地球温暖化の要因」と指摘し、世界各国が餌を改良するなどのゲップ対策に取り組んでいます。丑年なだけに、結果につながる道をコツコツと積み上げていくしかないと思います。
(写真:歴代社長が受け継いできた業務=玄関先の雪囲い。今年も完了。12月10日撮影)

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