思いがけない誕生日プレゼント
2023.05.31
昨年から、家庭菜園を始めたことはブログでも紹介したとおりです。その流れで、我が人生では、ほとんどしたことがない草取りをせざるを得ない状況になりました。
一軒北隣にある家庭菜園と駐車場、その敷地に面した北側と西側の側溝。そして、メインの敷地にある北の家と南の家の周り、松を中心に木々が生い茂っているちょっとした庭、そのメインの敷地に面した南側と西側の側溝。（側溝も、わずかに泥が残っている所から、どんどん雑草が生えてきます） 草取りといえど、このように膨大な面積を一人でこなすのは大変で、ローテーションを決めて計画的に草取りをしないといけません。昨年の５月から10月までは、自分で言うのも何ですが、自分で自分を褒めてあげたいくらい、毎週末は草取りだけの生活をしていました。
しかし、ただ黙々と雑草を取るだけでは苦痛でしかなくなると感じ始め、長続きする方法はないものか考えました。手っ取り早く、「音楽を聴きながらやれば、少しは楽しくやれるのではないか！」という安直な思いつきから、早速ウォークマンを引っ張り出して実践してみました。「なかなか良い」「なぜか草取りにはスティービー・ワンダーの曲が合う」など、実験結果は上々でした。しかし、イヤホンのコードは、草取りの最中は、手に引っかかったり、前方にたれ下がったりと邪魔になります。 ブルートゥース（ワイヤレス）のイヤホンにしてみましたが、草取りの動きが影響し、時々、イヤホンがずれ落ちそうになるため、いちいち手袋を取って耳に押し込むことを繰り返すのは結構面倒です。そして、一番改善が必要なのは、両耳をイヤホンが完全にふさぐので、人が近づいても、話しかけられても、危険が迫っても、全くわからないという問題です。
耳を完全にふさがない、しかも、ブルートゥース（ワイヤレス）のイヤホンはないものか、早速ネットで探してみました。すると「骨伝導イヤホン」というものがあることを発見しました。直接耳はふさがずに、耳のすぐ近くの骨に振動を与えて音を鳴らすという代物です。音質はどうなのだろうか？ まぁ、音が出ればそれでいいか。そのうちネットで注文しようと思っているうちに、雑草が伸びる季節は終了し、途端に必要性と購入しようという意欲もなくなり、今年の春を迎えました。
今年３月、東京に住んでいる息子が帰省した際に「骨伝導イヤホン」の話をしたら、息子はすでに使っていると言うことでした。値段の高いものは、それなりに聞こえるが、安いものは厳しいかもしれないという話です。確かに、ネットでみても価格はピンキリで、様々な骨伝導イヤホンがあります。その後も、「そのうち」と思いながら、なかなか注文に踏み切れずにいました。
５月中旬、息子夫婦から、誕生日のプレゼントを送ったというメールが届きました。「何を送ってくれたんだろう？」「娘は毎年ケーキを買ってきてくれるので、息子夫婦からはビールかな」と思っていたら、届いたプレゼントは「骨伝導イヤホン」でした。しかも、その筋ではトップメーカーのＳ社の製品でした。早速、ウォークマンとペアリングして聴いてみると、耳の脇の骨の部分に触れているだけなのに、イヤホンと変わりない音がします。とても不思議です。しかも、耳からは外界の音がしっかり聞こえます。やはり高級品は違う！ 期待していた以上に素晴らしいイヤホンでした。早速、草取りをしながら使ってみました。Very Good! 音楽も、近所で遊んでいる子どもの声もバッチリ聞こえます。これで、今年は、楽しみながら草取りを頑張れそうです。
写真 今年も家庭菜園の隣にマーガレットの花が一面に咲きました。 ５月24日撮影
