ラストブログ ４年間ありがとうございました
2024.02.29
４年前の令和２年２月28日。弊社の定時株主総会において、代表取締役社長に選任されて、早（はや）４年。明日の定時株主総会をもって、代表取締役社長を退任する予定です。
〈コロナ社長〉
「令和の初め頃の社長って誰だっけ？」と仮に話題になった時（99％話題にはならないと思います）、「コロナが流行ったころの社長だから阿部善和だな」と阿部善和＝（イコール）コロナ社長と山形教育用品の歴史に刻まれるのでないかと勝手に思っています。４年間のうち、３年間は「コロナによる鎖国」状態だったので致し方ないと思いますが…。
コロナについて、「最も印象に残ることは？」と聞かれたら、令和２年２月27日夕方、当時の総理大臣である安倍晋三首相から突然発表された「３月２日からの全国一斉休校」要請により、全国の全ての学校が休校になったことです。
その１ヶ月後の４月、桜が咲き始めた新学期。天童南駅と高擶駅のプラットホームが見える市道を自転車で通勤しているとき、例年ならば、キャピキャピとはしゃいでいる高校１年生をはじめ、多くの高校生であふれかえっているはずのプラットホームには高校生の姿は全くなく、通勤のための社会人とおぼしき人が数人いるだけでした。晴天の日は、特に、高校生のいないプラットフォームがとても寂しく感じられました。個人的に、社長としての思い出と切っても切れない風景です。
〈ハジビロコウ社長〉
社長職としての４年間の「成果は？」いや、成果どころか「何をしたのか？」と聞かれれば、「何の役にもたっていません」と小さな声で、申し訳なさそうに答えるしかありません。
役員室の社長席にジッと座り続けている姿は、獲物を捕るために微動だにしないハシビロコウ（まるで銅像のように長時間動きを止めている巨大な鳥）のようだと勝手に思っていますが、ハシビロコウは決して居眠りなどしないと思います（反省）。
微々たる成果と言えば、毎月、１日と15日に社長ブログを載せてもらっているので、会社のホームページが常に更新しているお手伝いはできたかなと思っています。
〈感謝〉
教員退職の年から前期高齢者までの、参与時代を含めて５年間。学校と教育行政しか知らない私にとっては、また、学びの５年間でした。株式会社の複雑な仕組み、扱う教材や商品の数の多さ、商品受注までの営業の大変さ、メーカーへの発注の緻密さとスピード、届いた商品の区分けと発送の複雑さ、等々。社員の全ての皆さんが、その役割を淡々とこなしていますが、責任と情熱を持って日々努力をしているからこそのものと痛感しています。まさに「チーム教育用品」です。本当にありがとうございました。
〈最後に〉
４年間にわたり、私の、中身の薄い内容と下手な文章のブログを読んでいただきありがとうございました。感謝を申し上げ、私のブログを終了いたします。 See you！
写真 ①春近し…我が家の庭の椿 ２月23日 16時頃 ②教育用品本社前にて
