初志の実現に向けて ~ 各支店・営業所激励訪問 ~
2024.04.15
代表の選任を受けた翌週月曜日から、数日かけて各支店・営業所へ足を運びました。森谷代表取締役専務のお車に同乗させていただき、県内全域を巡ります。暖冬と言われた3月上旬なのに、時折ふぶく雪に、北の大地の厳しさを感じずにはいられませんでしたが、各支店・営業所に到着すると心が和みました。「おはようございます!」、各支店・営業所での、朝の爽やかなあいさつに胸躍ります。窓が大きく、明るい間取りの各々の職場に、社員皆さんの笑顔がこぼれています。到着してすぐに目についたのは、神棚です。教育の振興や商売繁盛はもちろんですが、社員お一人おひとりの安全や健康をも祈願しています。これは、とても重要なことです。会社にとって、社員一人ひとりが大切な資本であるばかりではなく、社員一人ひとりには大切な家族がいます。その家族の命をも背負っているかけがえのない存在だからです。ですから、初志を貫く仕事において事故やけがが無いように、安全に健康に気持ちよく働けるように祈っているのです。
各支店・営業所の激励にあたり、お釈迦に説法だと思いながらも、代表として最初に触れずにはおられない以下の3つの問いをもとに話を進めました。すべては、私自身、自分自身への問いなのですが、貴重な時間を割いてお付き合いをいただきました。
一つ目は、「わが子や家族に『会社の使命』を問われたらどう答えますか。」という問いです。二つ目は、「『うさぎとカメの続き話』を聞いたことがありますか。」という問いです。そして、三つ目は、「張り詰めたロープが切れないようにするための秘訣は何でしょう?」です。
一つ目については、すでに始まっている第69期も、これまでの歩み通り、理念や目的・使命と具現化の方法を明確にして進みたいという願いがあってのことです。ややもすると方法が目的にすり替わる昨今の社会情勢やその傾向への不安もあります。私たちの使命は「県内教育の振興と内容の充実発展に寄与する」ことです。平たく言えば「県内のすべての子どもたちの応援団」であり、「先生方や学校の応援団」でもあります。未来を創る教育の「応援団」として「少しでも多くお役に立ちたい」という「強くて誠実な想いや願い(初志)」です。そのための方法として、「より良い教材教具の販売から、より質の高い教育環境づくりへのお手伝いまで」様々な形で、一所懸命・誠実に営業させていただいております。
二つ目は、この続き話は「これからを生きる私たちのヒント」になるのではないかと思っているからです。私自身も数年前にこの話に出逢い、琴線に触れて以来、様々な場と機会で話題にしてきました。(ブログ字数の関係もあり「続き話」全文は載せられませんので、興味のある方は次のURLへどうぞ。校長の時に全校朝会で紹介した内容です。
https://www.dai4-e.ymgt.ed.jp/tayori_ityou/R2/R2_22.pdf
山形市立第四小学校 令和2年度校長だよりNo.22)
三つ目については、ロープは常に緊張、張りっぱなしですと切れてしまいますので、仕事においても緩急を大事にする意味で、「ほっと一息という時間」を大切にしてほしいという願いからです。今のパソコンソフトやスマホには、「○時間経過しています。ティータイムいかがですか?」とか「そろそろ休憩時間では?」とか表示される機能がついています。便利な時代です。でも、大切なことは、AIや他人に踊らされるのではなく、自分のリズムに合わせて最適な時間配分や見通しを持って働いてほしいということです。ほっと一息タイムは、時も場も内容も「みんなちがってみんないい」し、次への活力が生まれる、リフレッシュできる工夫をしてほしいと願っています。因みに、私は現在、自分でひいた豆でつくるドリップコーヒーにハマっています。作る時間も至福のひとときですし、香りに酔う時間も至福のひとときです。味は、自慢できるおいしさかどうかはわかりません(笑)。
初志の実現に向けて、皆さんと一歩ずつ着実に進みたいと思います。<令和6年4月15日 NO.3>